中国の鉄道に乗ってみてわかる所得格差とマナー

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中国の鉄道

中国で都市間の移動で最も多いのは鉄道です。中国の鉄道にはいくつかの種類があり、その種類によって乗っている人の人格が良くわかります。

今回はそんな中国の鉄道を紹介します。

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中国鉄道の種類

中国の鉄道には大きく分けて2種類あります。都市間を結ぶ「火車」、そして都市内を走る「地鉄」です。その中でも「火車」は更に3種類の「高鉄」「動車」「火車」に分かれています。

高鉄と動車は日本でいうところの新幹線にあたります。高鉄は停車駅が少なく、最も速く目的地に着きます。動車は高鉄と車両はまったく同じなのですが、停車駅が少し多めになっているので高鉄よりは多少時間がかかります。

ほとんどの日本人出張者や駐在員などは高鉄か動車に乗る事でしょう。トイレから帰ってくると自分の席に知らない人が座ってたりしますが、火車と比べると乗客のマナーは良い方です。

そして火車、これが酷すぎます。中国で長距離を最も安く移動できる手段が火車です。乗客は商売道具が入っているであろう大きな袋を担いでいる人が多く、身なりも汚い人が多いです。基本的には指定席なのですが、少しでも安く乗車しようとする人が多く、席無しのチケットを持っている人も多くいます。

中国鉄道の乗車マナー

そのような席無しチケットの人は空いている席があると自分の席のように座っています。トイレで席を立った時は当たり前のように自分の席に知らない人が座っているのですが、「そこは私の席だからどいてください」と言わない限り席を立ってくれません。中国語の話せない人にはハードルが高いでしょう。

火車は長距離鈍行列車です。例えば南の広州から北のハルピンまでの約3400kmを走る動車もあります。乗車時間は35時間になります。これほどの時間ですから夜は車内で寝る事になるのですが、座席のない人は通路に横になって寝ます。そのため夜は通路を歩く事ができません。

以前、湖北省武漢市から北京まで火車で移動した時のことです。2つ並んだ席の内、私は窓側に座っていました。しばらく私の隣の通路側の席は空席だったのですが、ある駅から母親と4歳くらいの男の子の親子連れが乗ってきました。その母親は息子を2つの席の中心に座らせたんです。

ただでさえ小さい席の3分の1ほどを知らない子供に占領されるだけならまだいいのですが、じっとしていられない子供はとにかく動きまくります。

夜になり子供も眠くなってきたようで、母親にもたれかかって寝てしまいました。やっとおとなしくなったと安心してたのですが、今度は母親が子供を横に寝かせようとしました。2つの席をベッドのように使って子供を寝かせたんです。

2つの席の幅と同じくらいの身長の子供の足は私のお尻の後ろにあります。つまり私は自分の席の前半分しか座れない状態になりました。さすがに母親に文句を言いましたが、「後で寝台車両に移動する」と言ってきます。もちろんそんなのは嘘です。寝台車両は通常の車両の数倍の運賃です。子供の運賃をケチる人が寝台車両なんて使うわけがありません。

結局私は一睡も寝る事ができずに北京に着きました。

火車には車内販売があります。ドリンクやつまみなどはどの鉄道に乗ってもあるのですが、火車の場合はどうでもいいような物を時間をかけて売り込みます。映画「男はつらいよ」で寅さんが路上販売をしてますよね。

あんな感じで車両の真ん中あたりに販売員が立ち、マイクを使って大きな声で商品のすばらしさを語り、売りつけます。

まとめ

私は何度も火車に乗ったことがありますがはっきり言って嫌いです。動車や高鉄はマナーが良い方(日本に比べれば悪い)ですが、火車は別格です。勇気のある方は中国に行った際には乗ってみてください。

また鉄道の種類に関わらず貴重品をバックに入れたまま置いてトイレなどには行かないようにお願いします。鉄道内の盗難は特に多いそうですから。

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