このブログではたまに中国の批判的な意見などを書いています。そのたびに「だったら日本に帰ればいいんじゃね?」みたいなコメントを頂くのですが、7年も中国で生活していると、このまま中国で生活していてもいいのではないかと思う事もよくあります。ということで今回は中国で生活する中での日本との違いを書いていこうと思います。
仕事が楽
日本と中国の違いで最も大きいのが仕事が楽だというところです。ここで言う「楽」というのは体力的な面ではなく精神的な面です。
中国で仕事をしている中で人間関係に悩む事はほとんどありません。日本の会社では上司の顔をうかがいながら仕事をしなければならないだけでなく、部下にも気を使うこともあるかと思います。
中国では人間関係で相手に気を使う事はほとんどありません。仕事上では中国人は日本人の事を見下す事はありません。自分たちにはない特別なものを持っているという目で日本人を見ています。中国人の上司の言う事は聞かなくても日本人の上司の言う事は聞くという人ばかりです。
支払いがスマホ決済で楽
このブログでは何度も書いていますし、日本でもたまに話題になるスマホ決済。使い始めると止められなくなります。どんなに小さな個人商店でもスマホで支払いができます。路上で無許可で野菜を販売しているおばちゃんにさえスマホで支払いができます。ですので最近では現金を持ち歩きません。逆にお店で現金を渡すと嫌な顔をされることもあるほどです。
宅配サービス
現在の中国ではほとんどの飲食店から出前を取る事ができます。宅配は飲食店が行うのではなく、宅配専門業者が行います。さらに宅配してもらった方が安くなる事が多いです。
支払いも上で書いたスマホ決済で注文時に支払います。
物価が安い
私が初めて中国に来た7年前よりも上がってますが、まだまだ日本よりも物価が安いです。現在私が生活している昆山市ではバスの運賃が1元(約16円)ですし野菜などは10元(160円)あれば大量に購入できます。ただし海外の物は価格が高く設定されていて、日本の物は日本で買うよりも価格が高いです。
マナーの悪さに対する慣れ
初めて中国に来た頃は中国人のマナーの悪さに驚きました。ゴミ箱が目の前にあってもゴミをゴミ箱に入れないですし、地下鉄やバスの中ででも平気で携帯電話を使用します。
でもそれって日本人から見ればマナーが悪いように思えますが、中国人にとっては当たり前のことなんです。
私は携帯電話が普及し始めた頃にはすでに社会人でした。多くの人が携帯電話を持つにつれ車内で通話するのは迷惑だと言われるようになりました。ペースメーカーに異常をきたすのではないかと言われ始めたのは大分後のようだったと記憶しています。
そもそもなぜ車内で通話してはいけないのかが理解できません。夜にいる酔っ払いサラリーマン同士の会話の方がよっぽど大きな声だと思います。
迷惑だと感じる人がいればマナー違反だというのであれば、中国では車内での通話に関して迷惑だと感じる人がいないのでマナー違反ではないのでしょう。私一人がマナー違反だといっても周りから見れば私の方が変なのでしょう。
中国に着てから「マナーって何?」と考える事が多くなりましたが結論を言うと「迷惑と思う人がいなければマナー違反ではない」ということです。そんな中国にも慣れてしまいました。
まとめ
皆さんが日本で生活する理由ってなんでしょうか?仕事だったり家庭が理由という人がほとんどでしょう。私は中国で長く生活しているうちに日本に帰る理由がなくなりました。たまに日本に帰っても何もすることがなくて実家でだらだらと過ごすだけです。それなら中国のアパートでだらだらしていても同じ事です。物価も安くて日本と同レベルの生活ができるなら中国で生活するのもありだとは思いませんか?