中国人が自分のお店を持ちたがる理由

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中国人が自分のお店を持ちたがる理由

日本では一流の会社に勤めたり公務員になったりと安定した職業が好まれますが中国では自分のお店を持つことが好まれています。一体なぜなのでしょうか。

以前うちの会社の中国人従業員の実家に遊びに行ったことがありました。彼の義理の弟に会ったのですが衣類販売のお店を経営しているらしくて「俺はお店を経営してるんだよ。ボスだよボス!」と自慢していました。正直言って「だから何なの?」といった感じでしたが一応「へぇ~、すごいね」と言っておきました。

私の妻(中国人)の親戚などに聞いてもやはり「会社に勤めるよりも自分のお店を持つ方がいいに決まっている」と言います。その理由は自分のお店を持てば収入が多くなる。そしてボスになれる。ということでした。

中国人は権力が大好きな国民性です。ほとんどの中国人が他の人より上に立ちたいと考えています。自分のお店を持って従業員を雇えば王様にでもなった気分なのでしょう。

しかし現実は甘くはありません。中国で街中を歩いていると貸店舗の貼り紙をよく見かけます。それに1年も経てばほとんどのお店が別のお店に変わっています。

その理由は家賃が高すぎることと、経営力のなさです。家賃については大都市の人気エリアなどでは3万元(約48万円)、安いところでも1万元(約16万円)くらいです。よく妻の友人のお店(衣類)に遊びに行くのですがほとんどお客さんはいません。おそらく1日に5人ほどしかお客さんが来ないのではないでしょうか。

そのお店では約100元の衣類が多いので1日の売り上げは500元ほどでしょう。1か月にすると15000元です。そこから原価や家賃などを引くと赤字だと思います。

先日義理の兄が広告のお店(店舗などの看板を依頼を受けて作る)を開いたのですが、計画性が全くないんです。月にどれくらいの売り上げが見込めるのか、利益率はどれくらいなのか、そもそも利益は出るのか、などを何も考えていません。お店を開けば何もせずに儲かると考えているんです。

私の住んでいるマンションの近くに新しくスーパーができました。そのスーパーは夏になっても冷房を使わずにかなり暑いんです。そのためお客さんはほとんど来なくなり在庫の商品も賞味期限が切れたものが多くなりました。おそらくスーパーの経営者は経費をケチるために冷房を止めたりして、「どうしたら客がたくさん来るのか」ということを全く考えなかったのでしょう。

中国人は「商品を買わないのなら来なくても結構」という考え方をします。夏は涼しく冬は暖かく、無料で休憩やトイレがある喫茶店のようなお店を出せば儲かるような気がします。

このように何も考えずにお店を開業する中国人が多く、結局廃業してしまう人が多くいます。実際のところ儲かっているのは家主だけなのです。

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